日銀が「株を買うのをやめた」
国債が売れず…ついに売買不成立が今年6回目の異常事態
貼り付け元 <https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/233028/2>
黒田総裁は“白旗”か…ついに
日銀が「株を買うのをやめた」
2018年08月21日 09時26分 日刊ゲンダイDIGITAL
日銀はもう動かないのか、株式市場が疑心暗鬼になっている。
「しかも2日連続で動きませんでした、過去そんな例はなかっただけに、日銀は本気で株を買うのをやめたのか……と落胆する証券マンが続出しました」(市場関係者)
日銀は今年に入ってから、午前中の取引でTOPIX(東証株価指数)が0.3%以上下落したときにETFを購入してきた、ところが先週の15日と16日は下落率が0.4%を超えたにもかかわらず“買い発動”しなかった。
ただ、先週はトルコ・ショックで株価が大幅下落しただけに、必ず買ってくると踏んでいたのですが……もしかすると、動かなかったのではなく、動けなかったのかもしれません」(株式評論家の倉多慎之助氏)
「その直前だったので、日銀は動けなかった可能性があります、なにしろ日銀の大規模金融緩和は、海外から見たら円安誘導と映りかねません、トランプ米大統領が、日銀は為替操作していると批判する恐れも高まっています」(金融関係者)
市場は黒田日銀のステルステーパリング(隠れた出口戦略)が始まったと囁く。
「黒田日銀の金融緩和策は5年が過ぎようとしています。この間、日銀は大量の株を買い、多くの企業で実質的な筆頭株主になっています、もうこれ以上は買えないという現実があると思います」(株式評論家の杉村富生氏)
黒田日銀は目標に掲げた「物価2%上昇」を達成できずにいる、ETF購入も限界がきた、「もはや黒田総裁にやれることはない」という声が、市場から漏れてくる。