茶屋番


地中の汚染水が地上に噴出!!11日開場予定の豊洲は問題だらけ!岩上安身による建築エコノミスト・森山高至氏、一級建築士・水谷和子氏、築地女将さん会・山口タイ氏、新井眞沙子氏インタビュー18.10.2

流通の肝となる「茶屋番」消失 江戸時代からの伝統が崩壊

公開日:2018/10/0506:00

 「豊洲市場は新しい施設で衛生管理される」「移転しても魚河岸の伝統は残る」と言う人たちがいますが、大きな間違いです、本当に受け継ぐべき魚の取り扱いの伝統が消え、衛生的な市場機能の根幹は崩れようとしているのです。
 
 その理由は、豊洲市場には「潮待ち茶屋」、通称「茶屋」が存在しないという問題です。
 
 潮待ち茶屋とは、江戸時代の日本橋魚河岸から続く仕組み、輸送を船に頼った時代に、潮や風の流れが変わるまでの待合場所のことです。
 
 トラック輸送が主流の今日でも、その機能は築地市場にも綿々と受け継がれています、ただの駐車スペースと誤解している人が多いようですが、決してそうではありません。
 
 茶屋は築地市場内に約300カ所存在します、行き先ごとに荷物をまとめる小さな道の駅のような配送センターといえるものです、そして おのおのの茶屋には「茶屋番さん」と呼ばれる配送管理人が常駐しています。

つずき

貼り付け元  <https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/238798>