起1 不運なバラキ神官の弟子になる

 起1 不運なバラキ神官の弟子になる

 

 古代皇御国の部族では7歳で自分が出来上がり13歳で大人とされていた。

 

 バラキの親父は乱暴者で妻にも逃げられていたので、バラキは親戚すじに育てられた。

 

 今日バラキはいとこたちと猟に出ていた。

 

 「鹿だ そっと近ずいて仕留めるんだ」バキ・・・バラキが音をたてた、シュー兄が叫ぶ「気ずかれた槍を放て」ヒヒーン サム兄の槍が刺さりサム兄が叫ぶ「とどめを刺すんだ逃げられるぞ」バラキがとどめを刺した

 

 サム兄が怒る「バラキは何をやってるんだ逃げられるところだったぞ」 

 

 バラキ「ごめん サム兄」

 

 シュー兄「早く血抜きしろ狼にかぎつかれるぞ、首の動脈切らないと血がでないだろ何べん教えたらわかるんだ」バラキ「ごめんシュー兄」 バラキとサム兄はシカを木につるし血抜きをする。

 

 血抜きをしたシカを一本の木の縛り付け、2人で担ぐ1人は交代要員だ。

 

 シュー兄「ほら急いで帰るぞ・・・おそいぞバラキ 日が暮れるぞ 急げ」急いで帰ったがバラキが遅いため日が暮れる。

 

 キヨ姉「お帰り・・・」バラキ「ただいまキヨ姉」キヨ姉「暗くなると危険よもっと早く帰ってこなくちゃ」バラキ「ごめんキヨ姉」 

 

 バラキは体が小さく体力もなく、手伝いもできず何ができるか悩んでいた。

 

 バラキが8歳になったお祝いに、大神官カンベ・ラビ様がバラキを占ってくれることになった。

 

 バラキは三碧木星 丑年生まれ 太歳が艮宮で破れが坤宮

木星人唯一の吉方が破れで、子供のころに親と離れてるということは誅殺で運気がない。

 

 ラビ「木星生まれは坤運しかないが、バラキはそれもない最低の運命じゃな」。

 

 バラキ「え~~~~そんな 何とかならないのでしょうか」

 

 ラビ「天罰じゃーあきらめて生きろ」

 

 バラキ「そんな~~~~何か私にできる才能はないでしょうか?」何度もお願いして必死に見てもらう

 

 ラビ「ん~~~三碧木星生まれは虚で現れるか?占いの才能があるかもしれんの、のぞみは薄いが修行すれば才能が開眼するかもしれんの、わしの弟子にしてやってもいいぞ、厳しいが修行すれば神の神託が下ろされるかもしれんのじゃーどうするバラキ」

 

 バラキ「お願いします、弟子にしてください」

 

 ラビ「よし、じゃあ今すぐ荷物を持ってわしの家に来い朝卯の刻からお祈りを始めるので、それより前に神殿を掃除するのじゃ」

 

 バラキ「今すぐですか」

 

 ラビ「掃除の仕方や呪文も覚えてもらにゃならんからのう、修行は早いほうが良いのじゃ」

 

 バラキは急いで家に帰り親戚に事情を話し、着替えだけ持ってラビの神殿に行った。

 

 そんなこんなでバラキはラビの家に住み込みで、占いや祈りの修行をするのであった。