2 祈りの修行
2 祈りの修行
バラキは白いさむいを支給されそれに着替えた、神職は清潔が大事らしい。
掃除のしかたや呪文などを教えてもらい練習する、ラビのお勤めが終わって質素な食事をとる、肉類は血が汚れるから食べてはいけないらしい、魚介類 などは少量食べるようだ。
明日は早いので早めに寝る。
次の日 卯の刻前に起き掃除を終わらせ、お祈りから1日が始まる。
神殿周りの掃き掃除 神殿は塩水で拭いて空拭きもする、清めの呪文を唱えながら・・・。
「センテンオンラー テイシンツート ビールビーリ ミラーホン センテンオンラー テイシンツート ビールビーリ ミラーホン・・・・・・・・・・・・・・・・・」
そのばを清める呪文らしいが意味もわからず、呪文を唱えながらひたすら掃除をする。
急がないと卯の刻になってしまう、バラキは急いで掃除を終わらせたが卯の刻になって、ラビ様が来てなぜか怒られる。
祈りが始まるバラキも師匠について行くがわからない、経文が読めないのだバラキは声を小さくしてごまかして、お祈りは辰の刻になり終わったがラビ様に注意される。
巫女がやってきて師匠に紹介される 「わしの娘じゃ」
巫女が挨拶した「カンベ・レビですよろしくお願いします」
バラキも挨拶を返す「弟子入りさせていただいたイ・バラキですよろしくお願いします」
きれいで明るい子だと、喜んでしまったが・・・。
ラビがレビに言った「こやつは才能があるかもしれん、まだ何もわからないからいろいろ教えてやってくれ、気が弱くて積極的じゃないから厳しく教えてやってくれ」
「はい・・・わかりました厳しく教えます」
修行の先生はレビだった、厳しかったた だひたすらに厳しかった。
太陽礼拝ヨガのようなお祈り、体力のないバラキにはきつかった。
座り方から手の合わせ方、姿勢や手の動かし方、全部型があり激しい運動でバラキはついていけなかった。
レビ先生は言葉にも姿勢にも意味がありそれを認識してやれとおっしゃるのだ。
「祈りの言葉には意味がありそれを意識して呪文を唱えるの、言葉だけでは意味はないわ イメージが大事よ」レビにそんなこと言われても・・・・・理解できないバラキであった。
レビ先生が言った「ほんとうにバラキに才能あるのかしら」
あんまりだ~~~悔しいがなにも言えない形だけではダメらしい、なんでイメージできてないってわかるのだろう?。
修行は 掃除 洗濯 料理 買い出し雑務の中でやる、レビ先生がいつも指導してくれる。
ラビ師匠と一緒なのは朝の祈りの時だけで、修行の先生はレビ先生 年下でも先生だ。
レビ先生は細かく教えてくれるのだが、とにかく厳しい怒ってばかりだ。
バラキは私のどこが悪いのでしょうかと聞こうとしたが怖くて聞けなかった、それでも何とか1ヶ月ぐらいでお祈りはできるようになった、なんとか形だけは。
バラキのお祈りが良いのではないが、同じことを繰り返してもしかたがないと言うことで、レビ先生の指導は占いになっていくのであった。