3 占いの修行 

 3 占いの修行 

 

 酉の刻前に食事を作りご先祖様に捧げる神事があるが、これはラビ師匠だけで行いバラキは神事が終わるまでレビと夜のお祈りをして神事が終わりしだい食事をしてすぐに寝る。

 

 皇御国の神事は食べ物を神様に捧げたり、収穫を感謝するものが多い。

 

 バラキたちの食事は神様に捧げたおさがりをいただく、なぜかおさがりの方が、美味しくて頭もさえ元気が出てくる。

 

 そのおかげか、お祈りは形だけはできるようになったので、昼間は占いを学ぶことになった。

 

 レビが占いの説明をする「占いもイメージ 認識が大事なの、祈りと神託が最高だけど 神託が本当か嘘かわからないの、それを判断するために占いができたのよ」

 

 バラキが聞く「占いもイメージですか?神託が聞こえても嘘の可能性があるのですか?」 

 

  「私たちが間違っていると魔が入るのよ、たとえば神託に頼りすぎてなまけると魔が入るの」

 

 「魔が入ったらたいへんだ、だからそれを占いで見るんですね」

 

 「そうなの、でなんだかわからない大本を太極としたの、太極が動いて陰陽ができ それが動いて四象 それが動いて8卦になり 8卦と8卦をかけて64卦になるけど、干支は10と12なので4は使わず60で占うの、これが基本の易なの

 

 易を図に書いた魔法陣が気学盤でわしたちはこれで占うの

 

 8卦は方位を表しそれぞれが働きで神なの、人は神を認識するために生まれたの 神の思いを実現させるために作られたの、親の親の先祖が私たちの神なのよ 

 

 だから神を認識して 働きを認識して イメージで占うの 心が間違ってると魔が入るのよ」

 

 ラビが言う「この占いはわしが神託を受けて作った干支気学じゃ、時と星座を見る占星術でまだ完成はしておらぬのじゃ、だからバラキおまえが完成させるのじゃ」

 

 バラキは驚いて「そんな 無茶な~できませんよ~~~~~~~~~~」

 

 ラビが答える「神託があったのじゃ、運気がなくて神官の素質のあるやつが見つかるかもしれんと、そいつがわしを継いで全てを完成させると」

 

 バラキは「魔が入ってますその神託 無理ですよ~~~~~~~~」

 

 「お前が無理なら子が 子が無理なら孫がバラキの家系で完成するのじゃ、お前の修行が終わるころには神からお前に直接神託があるのじゃ」

 

 レビは「バラキあなたには大事な使命があるの、それはまだわからないけど使命を果たすために修行をして早く一人前になりなさい」と追い打ちをかける。

 

 バラキはあきらめて「はははは・・・い」

 

 バラキがラビに弟子入りできたのは神託があったからであった。

 

 バラキは思った、神託があった人材って俺じゃないかもしれないし、魔が入ってるかもしれないよな~使命ってなんだよ 占いを完成させること?~~不安になるバラキに、レビによる修行といういじめがつずくのであった。